ビル管理士試験 H30年 問168 問題と解説

 問 題     

ゴキブリの生態に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ゴキブリは、潜み場所として、暗く、暖かく、湿気が多く、狭く、餌や水場に近い所を好む。
  2. ゴキブリの潜伏場所や歩く場所における排泄(はいせつ)物による汚れのことを、ローチスポットという。
  3. ゴキブリは、什器(じゅうき)や壁等の縁や隅を好んで通る傾向が強い。
  4. ゴキブリ指数とは、微量な薬剤のフラッシング効果により物陰から飛び出てくる数を指数化したものである。
  5. ゴキブリは、幼虫、成虫ともに同じ場所で活動し、同じ食物を摂取する。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

ゴキブリ指数というのは、1トラップ1日あたりの捕獲数です。つまり、全捕獲数をトラップ数で割り、さらに日数で割った値となります。これにより、一定面積当たりの生息数を知ることができます。

一方、フラッシング効果とは、忌避性を示すピレスロイド剤を使うことで、ゴキブリが物陰から開放された場所に飛び出すという効果のことです。これはゴキブリ指数とは特に関係がありません。

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