ビル管理士試験 H30年 問161 問題と解説

 問 題     

一般廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 市町村は、一般廃棄物処理計画に従い清掃事業として処理を行う。
  2. ごみとし尿に分類され、ごみは家庭系ごみと事業系ごみに分類される。
  3. ごみの分別とは、収集、運搬、リサイクル(再生利用)、中間処理、最終処分が適切に行われるよう、発生・排出元であらかじめ区分することである。
  4. 中間処理方法としては、破砕・圧縮が最も多い。
  5. ごみの排出量を排出形態別でみると、平成28年度において、家庭系ごみが約70%を占める。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

ごみ処理の流れは、(3)に書かれているように、「収集 → 運搬 → 可能な分はリサイクル(再生利用) → 中間処理 → 最終処分」といった流れです。

ここで、中間処理には焼却や破砕、圧縮などなど…様々な種類がありますが、燃えるごみは焼却するのが一般的で、燃えないごみは破砕したり圧縮したりします。

不燃ごみよりも可燃ごみのほうが量が圧倒的に多いため、中間処理のうちほとんどは焼却処理となります。よって、(4)の記述が誤りで、「破砕・圧縮」の部分を「焼却」に直す必要があります。

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