ビル管理士試験 H30年 問109 問題と解説

 問 題     

取水施設に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 取水施設の位置の選定には、水量及び水質に対する配慮が必要である。
  2. 深層地下水は、地表からの汚染を受けにくく、水質が安定しているが、管の腐食を生ずることがある。
  3. 水源となる伏流水は、地表水に比較して、水量及び水質の変化が激しい。
  4. 深井戸の揚水中に砂の混入が多いときは、混入しない程度に揚水量を減らす。
  5. 集水埋渠(きょ)は、一般に多数の穴を開けた鉄筋コンクリート管を、伏流水が流れている場所に埋設したものである。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

地表水の水量・水質は、天気や風、温度や湿度の影響を受けやすいです。たとえば、日差しが強ければ地表の水の蒸発量は増え、風が強いと土が混じったりして水が濁りやすいです。

一方、伏流水は温湿度の変化が少なく、太陽や雨、風の影響も直接的には受けないので、すぐには影響が出ず、比較的穏やかに変化することになります。

よって、(3)の記述は「伏流水」と「地表水」が反対になっています。

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