ビル管理士試験 H29年 問80 問題と解説

 問 題     

温熱環境要素の測定器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 超音波風速計は、超音波の強度と気流との関係を利用している。
  2. 熱線風速計は、電流を通じて加熱された白金線などから気流に奪われる熱量が風速に関係する原理を利用している。
  3. 電気抵抗式湿度計は、感湿部の電気抵抗が吸湿や脱湿により変化することを利用している。
  4. アスマン通風乾湿計は、周囲気流及び熱放射の影響を防ぐ構造となっている。
  5. グローブ温度計の示度が安定するまでには、15~20分間を要する。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

超音波風速計は、測定器の発信器側から発した超音波を受信器側で受け、それに掛かった時間から風速を求めることができます。

よって、(1)の「強度」が誤りで、「伝搬時間」とか「到達時間」といった言葉を入れるのが適切です。

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