ビル管理士試験 H29年 問65 問題と解説

 問 題     

個別方式の空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 分散設置の水熱源ヒートポンプ方式では、一般に冷房運転と暖房運転を混在させることはできない。
  2. 圧縮機の駆動力として電力を用いるものと、ガスエンジンによるものがある。
  3. 通常は外気処理能力を持たないため、外調機などの外気処理装置と併用するなどの対策が必要である。
  4. 分散設置空気熱源方式のマルチ型では、1台の室外機に複数台の室内機が接続される。
  5. 分散設置空気熱源ヒートポンプ方式では、インバーター制御によって容量制御する機種が増えてきたため、部分負荷効率が改善された。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

分散設置の水熱源ヒートポンプ方式では、冷房時冷却水と暖房時低温温水の2系統を同一配管としています。そのため、冷房と暖房が混在する場合に熱回収運転を行うことができます。

よって、(1)の「混在させることはできない」が誤りで、「混在させることができる」とするのが正しいです。

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