問 題
におい物質に関する次の文章の( )内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。
におい物質は、(1.揮発性、化学反応性)に富む比較的(2.低分子)の(3.有機化合物)である。におい成分を構成する元素として、(4.炭素(C))、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)、硫黄(S)、塩素(Cl)が挙げられる。臭気強度=比例定数×(5.臭気物質濃度)の関係が成り立つ。
正解 (5)
解 説
人間の嗅覚は敏感なので、ごく薄い濃度のにおい成分でも知覚することができます。一方で、そのにおい成分の濃度が濃くなるにつれ、嗅覚は段々鈍くなっていき、濃度が多少濃くなったくらいでは体感的な臭いとして変化を感じ取ることができません。
つまり、におい成分の濃度が薄いうちは臭気の違いがはっきりしていて、濃度が濃くなると変化が小さくなるため、臭気強度と臭気物質濃度とは、対数の関係にあるといえます。
よって、臭気強度は臭気物質濃度の対数を用いて、以下のように表すことができます。
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