問 題
建築物環境衛生管理基準に基づく空気環境の測定方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 6ヵ月以内ごとに1回、定期に行う。
- 居室の中央部の床上75センチメートル以上150センチメートル以下の位置で行う。
- 温度は、午前と午後の測定値の平均を求める。
- 建築物の通常の使用時間中を避けて行う。
- 奇数階又は偶数階ごとに行う。
正解 (2)
解 説
(1)について、空気環境測定は2ヵ月以内ごとに1回です。
(2)と(5)に関して、空気環境の測定は、通常の使用時間中に、各階ごとに、居室の中央部の床上75cm以上150cm以下の位置において行います。よって、(2)が正しいのでこれが正解です。
(3)に関連して、空気環境は、1日2回以上測定する必要があります。その上で、温度・湿度・気流の3項目は、全ての測定回で常に基準値を満たさなければいけません。一方、浮遊粉じん・一酸化炭素・二酸化炭素の3項目については、各回の平均値が基準値を満たしていれば問題ありません。
(4)は、むしろ通常の使用時間中の空気環境が知りたいので、ここを避けてはいけません。特殊な状況ではなく、普段の空気環境が良好であることが重要です。
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