ビル管理士試験 H28年 問151 問題と解説

 問 題     

カーペット清掃に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. カーペットのほつれは、年に1~2回まとめて処理する。
  2. しみ取り作業は、定期作業で行う。
  3. カーペットスイーパは、回転ブラシを電動モーターで回して掃き取り、内部に巻き込む機構になっている。
  4. 全面クリーニング方式の一つとして、パウダー方式がある。
  5. パイル上部の汚れ除去には、拭取り方式を用いる。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(1)で、カーペットのほつれは、施工初期でのジョイント部の毛羽立ちが多いです。そのため、年に数回定期的に処理するのではなく、施工初期にカットすればそれでよいです。

(2)に関して、しみ取りは早ければ早いほど、しみをキレイに落とせます。よって、定期作業まで待たず、日常作業で気がついたときになるべく対処することが望まれます。

(3)の説明文は「カーペットスイーパ」ではなく、「アップライト型真空掃除機」です。これは吸引力が強いのでパイル内部のほこりの除去に向いています。一方で、カーペットスイーパは、パイル表面の粗ごみの除去ができる程度の簡素な清掃用具です。

(4)で、全面クリーニングには、ローラブラシ方式やエクストラクション方式、シャンプークリーニング方式を用います。パウダー方式は、スポットクリーニングに使われます。

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