ビル管理士試験 H28年 問131 問題と解説

 問 題     

排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ちゅう房用排水槽からの排水を排除するには、汚水ポンプを用いる。
  2. トラップの封水強度は、排水管内に正圧、又は負圧が生じたときのトラップの封水保持能力である。
  3. 雨水浸透方式は、透水性舗装、浸透ます、浸透地下トレンチ等から構成される。
  4. 排水槽のマンホールは、排水水中ポンプ又はフート弁の直上に設置する。
  5. 通気立て管の下部を排水立て管から取り出す位置は、排水立て管に接続された最低位の排水横枝管より低くする。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

排水ポンプには、大きく分けて以下の3種類があります。

  • 汚水ポンプ :固形物がほとんどない排水用 (例:雨水)
  • 雑排水ポンプ:固形物が小さい場合の排水用 (例:ちゅう房以外の雑排水)
  • 汚物ポンプ :固形物が大きい場合の排水用 (例:ちゅう房用排水、トイレの汚水)

よって、ちゅう房用排水には大きな固形物が含まれていることが多いので、汚物ポンプを使わなくてはいけません。

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