問 題
給水設備の汚染に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- クロスコネクションとは、飲料水系統と他の配管系統を配管などで直接接続することである。
- 逆サイホン作用とは、給水管内に生じた負圧により、水受け容器にいったん吐水された水が給水管内に逆流することである。
- 大便器洗浄弁には、大気圧式バキュームブレーカを設置する。
- バキュームブレーカには、大気圧式と圧力式がある。
- 洗面器における吐水口空間は、水栓の吐水口端と水受け容器のオーバフロー口との垂直距離である。
正解 (5)
解 説
吐水口空間とは、吐水口と水受け容器との間に常に確保できる空間のことです。要するに、吐水口から、水受け容器に目一杯水を満たした場合の上限の位置までの距離のことを指すので、「オーバフロー口」ではなく「あふれ縁」とするのが正しいです。
ちなみに、あふれ縁とは、衛生器具などの水使用機器の上縁において、水があふれ始める線のことを指す言葉です。
余談ですが、「あふれ縁」の意味するところは、洗面器の場合と開放式水槽類の場合とで少し異なるので注意してください。
洗面器などの水使用機器では、上記の通り、その「上縁」において水があふれ始める線があふれ縁となります。一方、開放式水槽類では、「オーバフロー口」において水があふれ始める線があふれ縁となります。
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