ビル管理士試験 H28年 問90 問題と解説

 問 題     

照明器具の光源の交換方式に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

不点灯になった光源をその都度交換する( ア )は、小規模な照明施設や光源の交換が容易な場所には適しているが、光源の不点時期が一定でないため、光源の交換頻度が多くなり、保守に要する( イ )がかさむことになる。

一方、大規模な照明施設で光源の交換が比較的困難な場所では、あらかじめ定めていた交換時期に達したときに全数を交換する( ウ )で光源の交換を行うことがある。

      ア        イ      ウ

  1. 個別交換方式     人件費  集団的個別交換方式
  2. 個別交換方式     人件費  集団交換方式
  3. 個別交換方式     部品費  集団交換方式
  4. 個別的集団交換方式  人件費  集団的個別交換方式
  5. 個別的集団交換方式  部品費  集団的個別交換方式

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

光源の交換方法には4つの種類があります。

  1. 個別交換方式:
    ある光源が不点灯になったらそれをその都度交換する、という方法です。この問題では、( ア )がこれに該当します。
  2. 集団交換方式:
    個々の光源の状況を気にせず、ある一定期間を経たのちに一斉に交換する方法です。この問題では、( ウ )がこれに該当します。
  3. 個別的集団方式:
    不点灯になった光源は個々に取り替え、それに加え、ある一定期間後に一斉に交換する方法です。
  4. 集団的個別方式:
    幾つかの光源が不点灯になっても気にせず、ある一定期間後に不点灯になっている光源だけを交換する方法です。

( イ )には「人件費」または「部品費」が入りますが、個別交換方式は問題文にもある通り交換頻度が多くなるので、手間(=労働力)が掛かるので、人件費が高くなります。

一方、集団交換方式だとまだ使えるはずの光源も交換することになるため、こちらは部品費がかさみます。

よって、( イ )には「人件費」を入れるのが適切です。

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