ビル管理士試験 H28年 問64 問題と解説

 問 題     

空調熱負荷に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 装置蓄熱負荷は、熱源負荷に含まれる。
  2. 送風機による負荷は、空調機負荷に含まれる。
  3. 接地床の構造体負荷は、一般に冷房時には無視する。
  4. 外気負荷では、一般に潜熱負荷を無視する。
  5. 人体負荷には、顕熱負荷と潜熱負荷がある。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

温度変化を伴う熱が顕熱、状態変化のように温度変化のない熱が潜熱です。

外気負荷は外気を取り入れるので、外気そのものが冷たい(もしくは暖かい)というのが顕熱の部分であり、外気に含まれる水蒸気が室内で水になったり、その逆だったりする場合、この気化熱などは潜熱の部分です。

よって、外気負荷には顕熱負荷と潜熱負荷の両方があるため、潜熱負荷を無視できません。

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