ビル管理士試験 H28年 問62 問題と解説

 問 題     

湿り空気の混合に関する次の文章の( )内に入る数値の組合せとして、最も適当なものはどれか。

湿り空気線図上のA点は、乾球温度26℃、絶対湿度0.013kg/kg(DA)である。また、B点は、乾球温度34℃、絶対湿度0.025kg/kg(DA)である。A点の空気300kg/hとB点の空気100kg/hを混合した空気は、乾球温度( ア )℃、絶対湿度( イ )kg/kg(DA)である。

   ア   イ

  1. 28  0.016
  2. 28  0.019
  3. 30  0.019
  4. 32  0.016
  5. 32  0.022

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

A点の空気とB点の空気の量は3:1なので、下図のようにA点とB点を4等分し、最もA点に近い赤色の丸のところが混合空気の性状を表した点になります。

上図の赤丸の値から、( ア )には28が、( イ )には0.016が入ることがわかります。

また、図が細かくて読みにくい場合は、計算から出すこともできます。

AとBの乾球温度の差は34-26=8なので、それを4等分したら8÷4=2となり、A点の26℃に2℃足すと28℃なので、上図赤丸の乾球温度は28℃であることがわかります。

同様に、AとBの絶対湿度の差は0.025-0.013=0.012なので、それを4等分したら0.012÷4=0.003となり、A点の0.013kg/kgに0.003kg/kg足すと0.016kg/kgなので、上図赤丸の乾球温度は16kg/kgであることがわかります。

コメント