ビル管理士試験 H28年 問51 問題と解説

 問 題     

流体に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 流体の粘性力に対する慣性カの比を表す無次元数がレイノルズ数である。
  2. 直線ダクトの圧力損失は、風速の2乗に比例する。
  3. 開口部を通過する風量は、開口部前後の圧力差の2乗に比例して増加する。
  4. ベルヌーイの定理は、流れの力学的エネルギーの保存の仮定から導かれる。
  5. 無秩序な乱れによる流体塊の混合を伴う流れを乱流という。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)について、風量は開口部前後の圧力差の「2乗」ではなく、「平方根」に比例して増加します。

このことを覚えておいてもよいのですが、どちらかというと残りの選択肢のほうが重要事項だと感じるので、ほかの選択肢の記述におかしいところがないことから、消去法で(3)を選んでもよいかもしれません。

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