ビル管理士試験 H28年 問38 問題と解説

 問 題     

放射線の身体的影響には、早期影響と晩発影響があるが、晩発影響として最も適当なものは次のうちどれか。

  1. 不妊
  2. 皮膚潰瘍
  3. 白血病
  4. 白血球減少
  5. 脱毛

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

早期影響とは、放射線を浴びてからすぐに生じてくる影響のことで、晩発影響とは、数年とか数十年経ったのちに現れてくる影響のことです。

早期影響には、不妊、皮膚潰瘍、白血球減少、脱毛などがあります。

晩発影響には、白内障や悪性腫瘍(甲状腺がん、白血病、皮膚がん)、胎児の障害などがあります。

よって、選択肢の中では(3)の白血病だけが晩発影響に該当します。

また、ここで挙げた例は全て放射線の身体的影響です。これとは別に、放射線の遺伝的影響もあり、たとえば染色体異常や胎児奇形などが挙げられます。遺伝的影響は全て晩発影響に分類されます。

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