問 題
人体の熱放散機能として、最も適当なものの組合せは次のうちどれか。
- 食べ物の代謝
- 筋緊張
- ふるえ
- 皮膚血管の拡張
- 発汗
- アとイ
- アとオ
- イとウ
- ウとエ
- エとオ
正解 (5)
解 説
熱産生と熱放散の問題で、ア~オのそれぞれが熱産生か熱放散の機能を持ちます。
アは経験的にもわかると思いますが、カロリー(熱量)のあるものを摂取しているので、身体が温まります。
イの筋緊張は、筋肉が締まるので身体が温まる方向に働きます。逆に筋肉が弛緩すると空間的に拡がるので熱放散がしやすくなる、と考えたほうがわかりやすいかもしれません。
ウのふるえは、まさに身体を温めるための行為なので、これも熱産生です。
よって、ア、イ、ウはいずれも人体の熱産生機能に該当します。
一方、エの皮膚血管の拡張は、筋弛緩と同様に表面積を拡げることによって熱放散を促進します。
オの発汗も、身体を冷やそう(=体内の熱を逃がそう)として起こる現象なので、これも熱放散です。
以上から、エとオが人体の熱放散機能に該当するため、(5)が正解となります。
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