問 題
殺虫剤・殺鼠剤の毒性や安全性に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ある薬剤の毒性がヒト又は動物と害虫の間であまり変わらないことを、選択毒性が高いと表現する。
- 殺虫製剤の毒性基準値は、剤型により異なる。
- 乳剤や油剤を一定量以上保管する場合は、消防法に基づく少量危険物倉庫の届出が必要となる。
- 薬剤の安全性は、毒性の内容や強弱、摂取量、摂取期間等によって決まる。
- ADIとは、ヒトが一生の間に毎日体内に取り込んでも安全な1日当たりの摂取量である。
正解 (1)
解 説
「選択毒性が高い」というのは、害虫にはとても良く効くけれど、ヒトや動物への影響はほとんどない、というように、生物種によって効果の差異が大きいときに使われる言葉です。
(1)の記述のように生物種によらず同じような効果が出てしまうのは選択的とは呼べないので、これは「選択毒性が低い」と表現するべきです。
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