問 題
外装の清掃に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- 窓ガラスクリーニングは、人が作業する方が自動窓拭き設備より、きれいに仕上がる。
- 磁器タイルは、他の素材より汚れが目立ちやすいので、清掃回数を多くする。
- 臨海工業地帯の窓ガラスは、汚れが付きやすいので、6カ月~1年に1回洗浄を行う。
- 金属材清掃は、汚れが進まないうちに中性洗剤を用いて、硬質ブラシでこすり洗いする。
- 光触媒(酸化チタン)コーティングは、洗剤の洗浄効果を増強する。
正解 (1)
解 説
(1)は、自動窓拭き設備よりも人の作業のほうが優れています。ただし、人が作業すると手間がかかる上、危険性も伴います。
(2)で、磁器タイルは他の素材に比べて汚れが目立ちにくいです。そのため、清掃回数を減らせるというメリットがあります。
(3)は、「6ヵ月~1年に1回」ではなく、「1ヵ月に1回」行う必要があります。頻度が高く思えるかもしれませんが、臨海部では潮風が吹き窓ガラスが汚れやすいので、毎月の洗浄が必要です。
(4)で、金属材に対して硬質ブラシを使ってしまうと、金属材の表面が傷だらけになってしまいます。そうならないよう、スポンジやウエスを使ってこすり洗いをするか、または、高圧洗浄機を使うべきです。ちなみに、「汚れが進まないうちに中性洗剤を用いて」という部分は正しい記述です。
(5)で、光触媒(酸化チタン)コーティングは、清掃回数を減らす効果を期待して使用するものです。しかしそれは、洗浄効果を増強するからではなく、外装に汚れが付着しにくくする効果があるためです。
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