問 題
空気調和設備に用いられる全熱交換器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 全熱交換器は、排気中の顕熱・潜熱を同時に回収して省エネルギー化を図るための熱交換器である。
- 回転型全熱交換器では、エレメントが低速回転して吸湿と放湿が連続的に切り替わる。
- 回転型全熱交換器のエレメントには、シリカゲルやイオン交換樹脂などが吸着材として利用される。
- 全熱交換器を使用する方式では、別に外気取入用系統が必要である。
- 静止型全熱交換器の仕切り板には、伝熱性と同時に透湿性が求められる。
正解 (4)
解 説
全熱交換器は(1)の記述にあるように、排気中の顕熱・潜熱を同時に回収する熱交換器です。この過程で外気を取り入れることになるため、これとは別に外気取入用系統を設ける必要はありません。
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