問 題
室容積100m3の居室において、ある汚染物質の初期濃度CS=3,000ppmであった。また、外気濃度CO=500ppm、在室者1人、1人当たりの汚染物質発生量20,000mL/hとするとき、換気回数1回/hで換気を行った場合、濃度が1,000ppmになるのにかかる時間tとして、最も近い値は次のうちどれか。
なお、室内は完全混合(瞬時一様拡散)とし、式(1)で表される室内濃度の式を変形した式(2)を利用して算出せよ。
また、xとexの関係は表のとおりである。
を変形すると、
ただし
- C:室内濃度(ppm)
- Q:換気量(m3/h)
- M:汚染物質発生量(mL/h)
- t:時間(h)
- n:換気回数(回/h)
- 1.0時間
- 1.6時間
- 2.0時間
- 2.5時間
- 8.4時間
正解 (3)
解 説
問題文に式が与えられている上、「式(1)で表される室内濃度の式を変形した式(2)を利用して算出せよ」とあるので、実質、式(1)は使わず、式(2)だけを用いれば答えが出るようになっています。
式(2)に問題文の数値を当てはめると、下式のようになります。
よって、表の中から最も近いものを探すと、t=2.0となります。
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