問 題
雑用水設備における塩素消毒効果に影響を及ぼす要因として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- 接触時間
- 水温
- 残留有機物量
- 溶存酸素
- 藻類の繁殖
正解 (4)
解 説
(1)の接触時間は長ければ長いほど、塩素との反応が充分に行えるので、消毒効果が現れます(ただし一定時間以上になると、さらに時間を掛けても消毒効果はあまり変わりません)。
(2)の水温について、化学反応は普通、温度が高いほうが反応速度は早くなるので、水温が高いと消毒効果が上がります。
(3)の残留有機物量ですが、これが塩素と反応して塩素を消費してしまうので、残留有機物量が多いと消毒効果が低下します。
(4)の溶存酸素について、塩素と酸素で反応するわけではないので、消毒効果には特に変化が出ません。
(5)の藻類の繁殖は(3)と同様で、有機分が塩素と反応するため、藻類の繁殖が盛んなほど消毒効果が低下します。
コメント