ビル管理士試験 H26年 問109 問題と解説

 問 題     

水中の残留塩素のDPD法による測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、DPDはジエチル・パラ・フェニレンジアミン、OTはオルト・トリジンの略とする。

  1. DPD法の発色には、残留塩素と反応するDPD試薬とpHを中性に保つリン酸塩が必要である。
  2. DPD法による簡易測定器には、ブロック型、スライド型、ダイアル型等がある。
  3. DPD試薬は、残留塩素と反応し、桃赤色のセミキノン中間体を生成する。
  4. DPD法は、OT法よりも亜硝酸態窒素の影響を受けにくい。
  5. DPD法では、結合型残留塩素の方が遊離型残留塩素よりも先に発色する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

残留塩素の測定には、DPD(ジエチル・パラ・フェニレンジアミン)を発色試薬とした測定法により行いますが、結合型残留塩素よりも遊離型残留塩素のほうが先に発色します。

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