ビル管理士試験 H26年 問72 問題と解説

 問 題     

空気調和機の熱交換器・送風機・ポンプに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 多管式熱交換器は、空気調和機に使用する温度帯の水-水熱交換器として、プレート式熱交換器に比べて優れている。
  2. プレート式熱交換器の伝熱板には、一般にステンレス鋼板が使用される。
  3. 吐出圧力20kPaの送風機は、ブロワに分類される。
  4. キャビテーションにより、騒音・振動が発生し、吐出量が低下する場合もある。
  5. ポンプの実揚程は、全揚程から損失水頭を差し引いたものである。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

プレート式熱交換器は伝熱性に優れているので、空気調和機に使用する温度帯の水-水熱交換器としてはプレート式熱交換器のほうが多管式熱交換器よりも優れているといえます。

ただし、これは上記の通り、「空気調和機に使用する温度帯の水-水熱交換器」の話です。

プレート式熱交換器は高温に弱く(熱膨張のため)、蒸気-水熱交換のように温度差が大きいときには、それに対応できる多管式熱交換器のほうがプレート式熱交換器よりも向いているといえます。

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