問 題
自動火災報知設備で用いられる感知器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 煙感知器は、感知器周辺の空気に一定以上の煙が含まれるときに火災を感知する。
- 差動式熱感知器は、感知器の周辺温度上昇率が一定以上になったとき作動する。
- 炎感知器は、炎から放射される紫外線や赤外線の強度により火災を感知する。
- 炎感知器は、アトリウムや大型ドームなどの高天井の場所での火災監視に適している。
- 熱感知器は煙感知器に比べて、燻煙状態での火災の早期感知に適している。
正解 (5)
解 説
(5)に関して、燻煙状態というのは、文字通り煙がもくもくと出ている状態なので、煙感知器のほうが適しています。よって、(5)が正解となります。
また、(2)は正しい文章ですが、差動式熱感知器と定温式熱感知器の違いは頻出事項として覚えておいてください。誤った選択肢として、一方の感知器と他方の説明文が組み合わされて出題されることなどがあります。
- 差動式熱感知器:感知器の周辺温度上昇率が一定以上になったとき作動する。
- 定温式熱感知器:定められた温度を一定時間以上超え続けた場合に作動する。
コメント