問 題
構造力学と荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 固定荷重は、構造体や仕上げ材料など建築物自体の重量である。
- 床の構造計算用積載荷重は、大梁の構造計算用積載荷重より小さく設定されている。
- 片持支持形式においては、一端を固定し他端を自由としている。
- 水平荷重には、風圧力、地震力等がある。
- 積雪荷重は、積雪の単位荷重と建築物が建築される地域の積雪量を考慮して求められる。
正解 (2)
解 説
(2)に関して、構造計算用積載荷重の大小比較は頻出です。比較対照として用いられるのは、次の5つです。
「構造計算用積載荷重の大小比較」
- 積載荷重「大」:床
- 積載荷重「中」:大梁・柱・基礎
- 積載荷重「小」:地震力
なお、積載荷重「中」同士で比較されることはないので、この3つは全く同列に扱って大丈夫です。
今回の場合、「床」と「大梁」との比較なので、「床」のほうが大きくなります。よって、(2)の記述は反対のなっているため、正解は(2)です。
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