ビル管理士試験 H25年 問74 問題と解説

 問 題     

下の図は、空気調和設備に用いられる送風機の運転と送風系における風量調整を示している。この図に関連して、次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

送風機の( ア )は、グラフの横軸に風量をとり縦軸には( イ )をとってPのように示される。一方、送風系の抵抗曲線は、同じグラフ上に、風量の二次曲線Rとして示される。ここで、2曲線の交点Aは、運転点を示している。

その送風量QAが設計風量QBよりも大きいことが判明した場合には、送風系の( ウ )を操作することで、設計風量と同一となるように調整することができる。

    ア    イ    ウ

  1. 特性曲線  動圧  三方弁
  2. 特性曲線  静圧  ダンパ
  3. 動圧曲線  動圧  ダンパ
  4. 動圧曲線  動圧  三方弁
  5. 動圧曲線  静圧  三方弁

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

送風機の特性を表す際、横軸に風量、縦軸に静圧をとってカーブを描きます。これが特性曲線を呼ばれるもので、( ア )には「特性曲線」が入り、( イ )には「静圧」が入ります。一方、動圧曲線という言葉はありません。

( ウ )について、「ダンパ」というのは風量を調節するための装置で、「三方弁」というのは一方から流れてくる空気を2方向へ分岐されるためのものです。

三方弁を知らない方は、道路のT字路を想像してみてください。ある車は左に曲がり、別の車は右に曲がるような感じで、空気の流れも左右の2方向に分けたいときにこれを使います。

( ウ )に入れるべき言葉は、風量を調節するためのものなので、ダンパが正解です。

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