ビル管理士試験 H25年 問23 問題と解説

 問 題     

体温に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 体温調節は、自律性体温調節と行動性体温調節に分類される。
  2. 顔、手、足等の身体表層部の温度は、外気温の影響を受けやすい。
  3. 寒冷環境では、温暖環境に比較して、体内と身体表層部との温度差が小さくなる。
  4. 直腸温は、核心温の一つである。
  5. 平均皮膚温は、各部位の皮膚温をそれぞれの皮膚面積で重みづけ平均した値である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

体内の温度は、普通37℃くらいです。寒冷環境というのは、たとえば10℃以下(厳密な決まりごとではありません)と考えると、体内との差が大きいです。一方、温暖環境は、たとえば30℃くらいとすると、体内との温度差が小さいです。

また、身体表層部(手足など)というのは外の気温に大きく影響されます。外が寒ければ手足は冷え、暑ければ手足も温かくなります。

以上をまとめると、寒冷環境では体内と身体表層部との温度差が大きくなります。

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