問 題
空気調和設備の熱交換系統に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 冷却コイルには、フィン付き管型熱交換器が多く使用される。
- 全熱交換器は、ちゅう房や温水プールの換気に多く使用される。
- 回転型全熱交換器は、円筒形のエレメントの回転によって熱交換を行う。
- 静止型全熱交換器は、給排気を隔てる仕切り板が伝熱性と透湿性を有する材料で構成されている。
- 加熱コイルでは、熱膨張に対して工夫が凝らされている場合が多い。
正解 (2)
解 説
全熱というのは顕熱と潜熱を足し合わせたもので、温度変化を伴う熱が顕熱、状態変化のように温度変化のない熱が潜熱です。
ちゅう房や温水プールにおいては水が氷になったり水蒸気になったりすることはあまりないので、潜熱を考慮する必要がありません。
よって、全熱交換器ではなく顕熱交換器を使用するのが普通です。
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