問 題
建築材料表面(白色ペイント、黒色ペイント、新しい亜鉛鉄板、光ったアルミ箔)の長波長放射率と日射吸収率の関係を示した下の図のうち、最も適当なものは次のどれか。
正解 (2)
解 説
白色ペイントの日射吸収率は約0.2で、黒色ペイントの日射吸収率は約0.9であることは知識として覚えておくと便利です。黒い服を着ると太陽の光を吸収しやすいので暑く、白い服を着ると太陽光を反射しやすいので涼しい…というのは体感したことがあると思います。
よって、白色ペイントが図の左側、黒色ペイントが図の右側にあると判断できます。
また、長波長放射率は「長波長=赤外線≒熱」と読み取って差し支えありませんので、要するに熱の放射率のことです。一般的に塗料(ペイント)で高く、金属で低い傾向にあります。
よって、ペイントは図の上側にあるので、先ほどの説明と合わせると白色ペイントが左上、黒色ペイントが右上になります。
残るは新しい亜鉛鉄板と光ったアルミ箔ですが、光ったアルミ箔は光っているので、当然日光を反射します。であれば、反射率が高い=日射吸収率が低いといえるので、光ったアルミ箔が左下に位置します。
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