ビル管理士試験 H23年 問141 問題と解説

 問 題     

建築物における衛生的環境の維持管理について(平成20年1月25日健発第0125001号)に示された、建築物環境衛生維持管理要領に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 清掃の実施状況を定期に点検し、必要に応じ適切な措置を講じる。
  2. 洗剤や床維持剤は、利用者や清掃従事者等の健康及び環境に配慮したものを用いる。
  3. 大掃除においては、天井等日常の清掃の及びにくい箇所等について汚れの状況を点検し、必要に応じ、除じん、洗浄を行う。
  4. 清掃用資材の保管庫は、1年以内ごとに1回、定期に点検する。
  5. 収集・運搬設備、貯留施設など廃棄物処理施設は、6ヵ月以内ごとに1回、定期に点検する。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

建築物における衛生的環境の維持管理について(平成20年1月25日健発第125001号)関連の問題は毎年のように出題されていますが、ここで出てくる数値(頻度)はいずれも「6カ月以内ごとに1回」となります。

具体的には以下のように定められていますが、試験対策としては「建築物における衛生的環境の維持管理について(平成20年1月25日健発第125001号)」と「6カ月以内ごとに1回」の2つをリンクさせて覚えておけば、特に考えることなく正解できる問題です。

  • 大掃除においては、6カ月以内ごとに1回、日常清掃の及びにくい箇所等の汚れ状況を点検し、必要に応じ除じん、洗浄を行う。
  • 清掃用機械及び器具類、清掃用資材の保管庫は、6カ月以内ごとに1回、定期に点検する。
  • 収集・運搬設備、貯留設備等の廃棄物処理設備は、6カ月以内ごとに1回、定期に点検する。

よって、(4)の「1年以内ごとに1回」が誤りで、正しくは「6カ月以内ごとに1回」となります。

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