問 題
長時間ばっ気方式浄化槽に関する次のフローシートの( ア )~( エ )に該当する単位装置の組合せとして、最も適当なものはどれか。
ア イ ウ エ
- 細目スクリーン 沈殿分離槽 接触ばっ気槽 ろ過槽
- 破砕機 原水ポンプ槽 ばっ気槽 ろ過槽
- 荒目スクリーン 流量調整槽 接触ばっ気槽 ろ過槽
- 細目スクリーン 沈殿分離槽 硝化槽 沈殿槽
- 荒目スクリーン 流量調整槽 ばっ気槽 沈殿槽
正解 (5)
解 説
最初に「流入」があり、( ア )を経て、「微細目スクリーン」となっています。微細目スクリーンはその名の通り、小さな粒子のごみをトラップするためのものなので、あまり大きなものがたくさん来ると、すぐに目詰りしてしまいます。
それを避けるために、先に大雑把なものを取るべく、( ア )には「荒目スクリーン」を設置します。ただし、選択肢(1)や(4)にある「細目スクリーン」も「微細目スクリーン」よりはメッシュの径が荒いので迷うかもしれません。その場合、( ア )は保留しておいても大丈夫です。
次に( イ )、( ウ )、( エ )と連続する穴埋めになりますが、わかりやすいのは( エ )です。( エ )は汚泥濃縮槽へと繋がっているため、水の流れが静かです(流れが強いと水中のごみが沈まないため)。よって、ここが「沈殿槽」となります。
すると、選択肢(4)と(5)に絞られますが、今回はばっ気方式の出題なので、ばっ気工程は必要です。よって、選択肢(4)と(5)のうちばっ気工程のある(5)が正解ということがわかります。
また、選択肢(4)だと( イ )のところが「沈殿分離槽」となっていますが、もし仮にそうであれば、一度沈殿したあと、( ウ )のところで「返送汚泥」が流入している意味がわかりません。選択肢(5)のように、( ウ )のところで「返送汚泥」が入り、( エ )でまとめて沈殿させるほうが自然です。
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