ビル管理士試験 H23年 問110 問題と解説

 問 題     

給水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 逆サイホン作用とは、給水管内に生じた負圧により、水受け容器にいったん吐水された水が、サイホン作用により給水管内に逆流することである。
  2. 鋼管に形成された腐食電池回路のカソード部とは、電池回路の電流が水中に流出する部分である。
  3. 揚水管で揚水ポンプ停止時に水柱分離が起こりやすい部分では、ウォータハンマが生じやすい。
  4. 大便器洗浄弁には、バキュームブレーカを設ける。
  5. 逆止弁は、流体が一方向のみに流れ、反対方向への流れを阻止する機能をもっている。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

選択肢(2)の説明は、カソードではなくアノードについてです。

カソードは溶液から電極に向かって電流が移動する極のことを指します。

アノードは逆に、電極から溶液に電流が移動する極のことを指します。

カソードとアノードの説明が逆になっている問題はよく出題されます。

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