問 題
防煙・排煙設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 自然排煙方式は、火災室から直接外気に面する窓や排煙口より煙を排出させる方法である。
- 機械排煙方式は、フラッシュオーバ後の火災盛期の排煙に有効である。
- 蓄煙方式は、天井の高い大空間の競技場やアトリウムで採用される場合がある。
- 防煙・排煙設備は、火災時に避難経路や安全区画などに煙が侵入することを防ぐ設備である。
- 加圧防煙方式は、長時間安全性を確保する必要のある場所に適している。
正解 (2)
解 説
火災盛期の排煙として機械排煙方式が役に立たないとはいいませんが、この方式が有効なのはむしろフラッシュオーバ前の初期火災時です。
初期火災時は熱や炎よりも、不完全燃焼によって生じる一酸化炭素による中毒が危険です。この一酸化炭素を取り除くのに、機械排煙方式が役に立ちます。
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