ビル管理士試験 H23年 問101 問題と解説

 問 題     

ガス設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 常温、常圧のガス1m3当たりの理論空気量は、LPガスより都市ガス(13A)の方が多い。
  2. LPガスの比重は、空気よりも大きい。
  3. ガスが原因の中毒事故は、大半が不完全燃焼によるものである。
  4. マイコンメータには、地震などに対する保安機能が備わっている。
  5. LPガス容器は、漏れたガスが滞留しない風通しの良い場所に設置する。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)に関して、LPガスの主成分はプロパンとn-ブタン、都市ガスの主成分はメタンです。都市ガス(メタン)は炭化水素のなかでは理論空気量は低いのが特徴です。具体的には、以下の様な理論空気量となっています。

  • メタン :10.95m3N/m3N
  • プロパン:23.8m3N/m3N
  • n-ブタン:30.9m3N/m3N

これは知識として抑えてもおいてもちろん良いのですが、燃焼の化学反応式を書くことでも大小関係がわかります。以下の化学反応式のうち、酸素(O2)の係数が多いほど、理論空気量も係数に比例して大きくなります。

  • メタン :
  • プロパン:
  • n-ブタン:

以上から、LPガスの燃焼における理論空気量は、都市ガス(13A)より大きくなるため、(1)の記述は反対です。

よって、正解は(1)となります。

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