ビル管理士試験 H23年 問73 問題と解説

 問 題     

空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 空気浄化装置の性能を表示する指標に、汚染除去率がある。
  2. 空気浄化装置の性能を表示する指標に、汚染除去容量がある。
  3. ろ過式フィルタは、適切な時期に交換を行わないと、捕集した粉じんの再飛散を起こす。
  4. 静電式は、微細な粉じんまで効率よく捕集できる。
  5. HEPAフィルタの圧力損失は、一般空調用フィルタのそれと比較して小さい。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

HEPAフィルタは「High Efficiency Particulate Air Filter」の略で、Efficiencyは効率、Particulateは微粒子という意味です。これは高性能で微細な粒子までもしっかり除去できるため、クリーンルームなどの空気清浄に用いられます。

ただし、微粒子を確実に除去するためには、どうしても圧力損失が高くなってしまいます。具体的には100~500Pa程度で、一般用の数倍はあります。

コメント