問 題
ヒートポンプ方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 1台で温熱源と冷熱源を兼ねることができる。
- 冷水と温水を同時に取り出せる機種がある。
- 空気熱源方式は、水熱源方式に比べて、一般に成績係数が高い。
- 電動冷凍機+ボイラ方式に比べて、夏冬の電力消費の差を小さくできる。
- 水熱源方式に比べて、空気熱源方式の方が多く使われている。
正解 (3)
解 説
空気熱源方式は、冬に暖房として使う際、外気温が低いと霜が付着し、伝熱効果が下がります。そのため、あまり成績係数が高くはならないのですが、空気はその確保が簡単なので、この方式が広く使われています。
一方、水熱源方式は、水の比熱が大きいこと、熱伝導性に優れることなどから、成績係数が高くなります。しかし、水の確保は簡便とは言い難く、空気熱源方式ほど使い勝手が良くありません。ちなみに、もしこの方式を使うなら、水の確保は井戸水や排水などを利用します。
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