問 題
光環境と視覚に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- 輝度は、快適性を表す指標である。
- 照度が低下すると、瞳孔の大きさが縮小する。
- 網膜にある杆体細胞は、明るいときに働きやすい。
- 網膜にある錐体細胞には、赤・青・緑の光に反応する3種類の細胞がある。
- 光源の色温度が高いということは、赤みを帯びた光を意味する。
正解 (4)
解 説
(1)について、輝度は光源の明るさを表す指標です。
(2)について、照度が低下すると、暗い中で視界をはっきりさせようとして、瞳孔の大きさは拡大します。逆に照度が上昇すると、目に光が差し込み過ぎてまぶしいので、瞳孔の大きさが縮小し、取り込む光を減らします。
(3)について、杆体細胞は暗いときに活躍する細胞です。この細胞は色を識別することはできないので、暗いところでは物の形がわかっても色が認識できないということになります。
一方、(4)の錐体細胞は明るい場所で色を認識するのに優れていますが、暗いところでは働きにくいです。
(5)について、色温度が高いのは青系で、低いのが赤系です。たとえば例として、ガスバーナーの赤い炎は温度が低く、青い炎は温度が高いことが挙げられます。
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