ビル管理士試験 H23年 問30 問題と解説

 問 題     

健常者が感覚鈍重となり、知覚を失う場合の酸素濃度として、最も適当なものは次のうちどれか。

  1. 20~18%
  2. 17~16%
  3. 15~14%
  4. 11~10%
  5. 7~6%

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

空気中の酸素は約21%です。この濃度が薄くなって18%を切ると酸欠状態と呼ばれ、健常者でも様々な症状が出てきます。

各濃度帯における症状は下記の通りですが、特に重要なのは「18%」というボーダーラインです。これを少し下回ると軽い症状が、大きく下回ると重い症状が現れます。

  • 20~18%:ほとんど違和感はなく、普通に過ごせます。
  • 17~16%:脈拍が増え、場合によってはめまいが起こります。
  • 15~14%:上記の症状がさらに現れ、判断力が鈍くなります。
  • 11~10%:呼吸がしづらくなります。
  •   7~  6%:感覚鈍重となり、知覚を失いやすくなります。

よって、正解は(5)となります。

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