問 題
洗剤に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- 洗剤の助剤は、界面活性剤の表面張力を高めて洗浄力を向上させる。
- 表面洗剤は、洗浄力に富み、泡立ち性も優れている。
- 洗剤の主剤である界面活性剤には、陰イオン系、陽イオン系、非イオン系、両性系がある。
- 合成洗剤は、硬水中ではその洗浄効果が著しく低下する。
- 洗剤の助剤には、主としてリン酸塩が用いられている。
正解 (3)
解 説
(1)は、表面張力を下げることで、界面活性剤の洗浄力を上げています。
(2)で、表面洗剤は表面の汚れだけを落とすよう、泡立ちが少ないのが特徴です。
(4)で、合成洗剤は中性洗剤ともいい、マグネシウムやカルシウムなどアルカリ性成分の影響を受けにくいです。そのため、比較的硬水にも強いため、洗浄効果が著しく低下することはありません。
(5)で、リン酸塩のものは今はあまり使われません。リンを含んだ廃水を下水道に流すと、それが湖沼や海での富栄養化を招くためです。
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