問 題
給湯設備の腐食に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 金属管を用いた場合、循環量が多いと返湯管において管内流速が速くなり腐食の原因となる。
- ステンレス鋼のうちSUS444の貯湯槽には、電気防食を施してはならない。
- 流電陽極式電気防食では、犠牲陽極が消耗するため取り換えが必要である。
- 外部電源式電気防食は、電流密度の調整など定期的保守が必要である。
- ステンレス鋼のうちSUS304は、耐孔食性、耐隙間腐食性がSUS444に比較して優れている。
正解 (5)
解 説
SUSはSteel Use Stainlessの略で、ステンレス鋼のことです。SUS444のほうが耐孔食性、耐隙間腐食性の面でSUS304よりも優れているため、多用されます。
ただし、SUS444製の貯湯槽で電気防食を行うと、水素が発生して水素脆化が起こりうるので、電気防食には使えません。
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