ビル管理士試験 H22年 問79 問題と解説

 問 題     

粉じん計に関する次の文章の下線部の用語として、最も不適当なものはどれか。

粉じん計はそれそれのメー力において、(1)標準粒子を用いて一定の(2)濃度に設定されている。しかし、センサなどの(3)経年変化による劣化などによって、当初設定された(2)濃度が維持できなくなり、粉じん計の指示に(4)誤差を生じてくる。粉じん計に限らず、一般にこの(4)誤差を是正する操作を(5)較正という。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)は「濃度」ではなく、「感度」です。

ある決まった量の標準物質に対して粉じん計を使い、それで計測した値(質量やカウント数など)と標準物質の値とを対応させます。これを感度合わせといって、感度が良いほど正確な値がわかります。

センサの劣化などで感度が悪くなると測定値に誤差が生じるので、定期的に較正を行って良好な感度に戻すことが大切です。

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