問 題
建築物の熱負荷に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 負荷計算のための必要条件として、建築物条件・空気調和条件・換気条件等がある。
- 冷房負荷計算において、北面窓ガラスからの透過日射熱負荷を考慮する。
- 外壁の面する方位によって、空気調和のゾーニングが行われる。
- ガラス面の貫流(通過)熱負荷は、顕熱負荷と潜熱負荷である。
- TAC温度は、危険率(設計値を超える確率)を設定して求めた外気温度である。
正解 (4)
解 説
全熱というのは顕熱と潜熱を足し合わせたもので、温度変化を伴う熱が顕熱、状態変化のように温度変化のない熱が潜熱です。ガラス面を熱が通過する際、何かが固体から液体になったり、液体から気体になったりするわけではないので、潜熱はありません。よって、これは顕熱負荷のみです。
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