問 題
排水槽と排水ポンプの保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排水槽内の悪臭防止対策としては、1~2時間を超えて排水を貯留しないように、タイマ制御による強制排水を行う。
- 排水槽の清掃作業は、酸素濃度を確認した後、硫化水素濃度が10ppm以下であることを測定・確認して行う。
- 排水ポンプは、3カ月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上であることを確認する。
- 排水槽の清掃は、6カ月以内に1回行うことが建築物環境衛生管理基準で規定されている。
- 排水ポンプは、1~2年に1回程度、メカニカルシールの交換を行う。
正解 (3)
解 説
(3)と(5)に関して、排水ポンプ(水中ポンプ)の保守管理で押さえておきたいのは、絶縁測定・メカニカルシール部のオイル交換・メカニカルシールの交換の3点です。
- 絶縁抵抗:1ヵ月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上あることを確認する
- メカニカルシール部のオイル交換:6ヵ月~1年に1回
- メカニカルシールそのものの交換:1~2年に1回
よって、(5)が正しい一方で、(3)の「3ヵ月に1回」が誤りで、ここは「1ヵ月に1回」となります。「1MΩ」のほうは合っています。
以上から、正解は(3)です。
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