問 題
給水設備の汚染に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 逆サイホン作用とは、給水管内に生じた負圧により、水受け容器にいったん吐水された水が給水管内に逆流することである。
- クロスコネクションとは、飲料水系統と他の配管系統を配管などで直接接続することである。
- 洗面器における吐水口空間は、給水栓の吐水口と洗面器のあふれ縁との垂直距離である。
- 大便器の洗浄弁の下流側には、一般に圧力式バキュームブレーカを設置する。
- 逆サイホン作用の防止対策の基本は、吐水口空間を設けることである。
正解 (4)
解 説
(4)に関して、大便器洗浄弁は逆流を防止するため、その下流側にバキュームブレーカを取り付ける必要があります。ただし、これは「圧力式」ではなく「大気圧式」のバキュームブレーカを使います。
圧力式は常時水圧がかかる部分に用いられ、大気圧式は一時的に水圧がかかる部分に用いられます。
大便器洗浄弁は、大便器を使ったあと一時的に水圧がかかるだけなので、大気圧式バキュームブレーカを設置するのが正しいです。
よって、(4)の記述が誤りなので、これが正解となります。
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