問 題
空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 自動巻取型エアフィルタのろ材の更新は、タイマによる方法や圧力損失を検知して行う方法が用いられている。
- ろ過式粒子用エアフィルタとは、さえぎり、慣性、拡散、静電気等の作用で、粉じんをろ材繊維に捕集するものをいう。
- 空気中の有害ガスを除去するガス除去用エアフィルタとして、イオン交換繊維を使用したものがある。
- 一般にHEPAフィルタの圧力損失は、一般空調用フィルタのそれと比較して小さい。
- 粒子用エアフィルタの性能は、圧力損失、粉じん捕集率、粉じん保持容量で表示される。
正解 (4)
解 説
(4)に関して、HEPAフィルタは「High Efficiency Particulate Air Filter」の略で、Efficiencyは効率、Particulateは微粒子という意味です。ろ過式折込み型エアフィルタの一種で、高性能で微細な粒子までもしっかり除去できるため、クリーンルームなどの空気清浄に用いられます。
ただし、微粒子を確実に除去するためには、どうしても圧力損失が高くなってしまいます。具体的には100~500Pa程度で、一般用の数倍はあります。
よって、(4)の記述は反対なので、これが正解です。
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