問 題
労働安全衛生法に規定されている内容として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- 国による労働災害防止計画の策定
- 一定の事業場における安全衛生委員会の設置
- 都道府県知事によるボイラの製造許可
- 一定の事業者による産業医の選任
- 事業者による快適な作業環境の維持管理
正解 (3)
解 説
本問は、決して難しい問題ではありませんが、出題頻度から見ると珍しい設問だといえます。そのため、捨て問題とまでは言いませんが、まだ勉強不足の方はほかの知識を覚えることを優先してよいと思います。
(1)は正しいです。労働災害防止計画を策定するのは「国(厚生労働大臣)」です。
(2)も正しいです。安全衛生委員会の設置は「事業者」が行います。
(3)が誤りです。ボイラーの製造許可は、「都道府県知事」ではなく「都道府県労働局長」が出します。
(4)は正しいです。産業医の選任は「事業者」が行います。
(5)も正しいです。快適な作業環境の維持管理は「事業者」が担う責務です。
以上から、正解は(3)となります。
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