ビル管理士試験 H23年 問7 問題と解説

 問 題     

建築物環境衛生管理基準に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 一酸化炭素及び二酸化炭素の測定は、3カ月以内ごとに1回、定期に実施すること。
  2. 散水や清掃等に用いる雑用水は、2か月以内ごとに1回、pH値、臭気、外観に関する水質検査を定期に実施すること。
  3. 加湿装置の清掃は、1年以内ごとに1回、定期に実施すること。
  4. 空気中のホルムアルデヒドの測定は、1年以内ごとに1回、6月1日から9月30日の間に定期に実施すること。
  5. 統一的な大掃除は、1年以内ごとに1回、定期に実施すること。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(1)について、空気環境測定は2カ月以内ごとに1回です(ただし、ホルムアルデヒドは除きます)。

(2)について、雑用水のpH値、臭気、外観の検査は7日以内ごとに1回です。

(4)について、ホルムアルデヒドは気温が高いほど資材などから蒸気として抜け出てきやすいので、測定をするなら濃度の高くなる夏場(6月1日から9月30日の間)に測ります。

その点については(4)であっていますが、「1年以内ごとに1回」というのが誤りで、正しくは、「大規模の修繕または大規模の模様替えを行ったとき、その使用を開始した日以降最初に到来する6月1日から9月30日までの期間中に1回」となります。

(5)について、統一的な大掃除は、6カ月以内ごとに1回です。

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