問 題
排水トラップに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- トラップにかかる圧力変動の周期と封水の固有振動周期が近いと共振現象を起こし、封水の水の損失が大きくなる。
- 脚断面積比とは、トラップの流出脚断面積を流入脚断面積で除した値をいう。
- 封水強度とは、トラップの蒸発現象発生時の封水保持能力をいう。
- トラップのウェア(あふれ縁)に糸くずや毛髪が引っ掛かると、毛細管現象で封水が減少する。
- 自掃作用とは、排水の流下水勢によって、トラップの封水部に沈積又は付着するおそれのある夾雑物(きょうざつぶつ)を押し流す作用をいう。
正解 (3)
解 説
排水トラップの封水強度とは、排水管内に正圧または負圧が生じたときのトラップの封水保持能力のことを指す言葉です。
よって、(3)の「蒸発現象発生時」が誤りで、正しくは「正圧または負圧の発生時」などとするべきです。
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