ビル管理士試験 2020年 問31 問題と解説

 問 題     

ホルムアルデヒドに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 常温では気体として存在する。
  2. 酸化力が強い。
  3. 水やアルコールに溶けやすい。
  4. たばこ煙中に存在する。
  5. 粘膜に対する刺激が強い。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)に関して、ホルムアルデヒドは酸化性を持たないので、これが誤りであり正解の選択肢です。

むしろ、ホルムアルデヒドは酸化性ではなく還元性を有していますが、これも特に重要な特徴というほどではないので、押さえていなくても構わないと思います。そのため、この問題は消去法で答えられれば十分です。

ホルムアルデヒドの特徴は多く、選択肢にあるもの以外にもぜひ覚えておいてほしいものがあるので、以下にまとめます。

  1. 常温で無色の刺激臭を有する気体である。
  2. 水やアルコールに溶けやすい。
  3. たばこ煙中に存在する。
  4. 粘膜に対する刺激が強い。
  5. シックハウス症候群の発生要因といわれる。
  6. 発がん性が認められる。
  7. 建築物衛生法で室内の基準値が定められている(0.1mg/m3以下)。

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