ビル管理士試験 2019年 問179 問題と解説

 問 題     

ねずみ・昆虫等及び鳥類の防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ドバトの捕獲や卵の除去を行う際は、自治体等の長の許可が必要である。
  2. ネズミと昆虫では、薬剤抵抗性の発達の原理が異なる。
  3. ネッタイトコジラミは、近年、東京都内の宿泊施設でも散見されている。
  4. 防除は、発生時対策より発生予防対策に重点を置いて実施する。
  5. 吸血昆虫を対象にした人体用忌避剤として、イカリジンがある。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)に関して、ねずみや昆虫を含め、生物に薬剤を繰り返し使用すると、遺伝子突然変異などによって抵抗性を有する個体が増え、薬剤が効きにくくなる薬剤抵抗性の発達が起こります。

これは基本的に自然選択の原理であり、「遺伝的変異を持つ個体が生き残って繁殖する」という点で、抵抗性が発達する仕組みは全ての種で同じといえます。

コメント